公開日:2024年11月5日最終更新日:2024年12月3日
タイトルの通り、これからTOEIC対策の学習を始める方やその他の大人のやり直し英語学習者が必ず文法学習の基礎の基礎として最初におさえておくべき重要なポイントをまとめます。
一番最初に身に付けるべき文法知識は次の3項目です。
これらの知識がしっかり身に付いていない状態でその他の文法学習を行った場合、理解がどうしても浅くなってしまいがちです。文法学習を効果的・効率的に行いたい学習者は必ずさきにおさえておきましょう。
また、これらはTOEIC学習者においてはPart 5の文法問題を解答するために欠かせない必須知識となります。
例えば、文法問題の一種である関係詞問題に取り組んでいる状況を想定してみましょう(例文は簡潔なものにしています)。
Mr. Scott shared ________ he had learned from his past experiences in an interview.
(A) who(B) whose(C) which(D) what
この問題の解答にあたって以下のように文法知識を活用します。
(1) 選択肢に並んだ関係詞が作る節の品詞的なはたらきを判断(ABCは形容詞節でDは名詞節)(2) 空欄直前は動詞なので名詞を(後置)修飾する形容詞節は不可で、動詞の目的語(O)として名詞節を作るDを選択
このように、文法の基礎知識である「①品詞 ②文の要素(S・V・O・C) ③英語のかたまりの単位(語・句・節・文)」を組み合わせて活用することで問題を文法的に的確に解くことが可能になります。
ぜひこの3つの大事な要素を英文法学習の最初の一歩として確実におさえておきましょう。
目次
人や事物の名前を表す語。
文の要素S(主語)・O(目的語)・C(補語)になる。準動詞(不定詞・動名詞・分詞)や前置詞の目的語になる。
形容詞や形容詞に準ずるものに修飾される。
名詞の代わりをする語。
主語の人や事物の動作や状態を述べる語。
文の要素V(動詞)になる。O(目的語)やC(補語)をとるものがある。
副詞や副詞に準ずるものに修飾される。
性質や状態を表し、名詞を修飾する語。
文の要素C(補語)になる。
時、場所、様態、頻度、程度などを表す語。
動詞、形容詞、副詞または句、節、分全体を修飾する。
名詞や代名詞などの前に置き、それらの語と文中の語句との関係性を表す語。
前置詞句は形容詞もしくは副詞のはたらきをする。
前置詞に関して詳しくはこちらの記事も参照ください。
TOEIC Part 5前置詞問題で伸び悩んでいる方向け「前置詞」まとめ (前置詞100選)
節と節を結びつけるはたらきをする語。
語と語、句と句を結びつけるものもある(等位接続詞and・or・but)。
接続詞に関してはこちらの記事で全体をまとめていますので参考にしてください。
TOEIC Part 5で高得点獲得のために必ずおさえるべき「接続詞」まとめ (接続詞・前置詞一覧表付き)
文の主題となる語。
主語になるのは名詞、代名詞やその他名詞に準ずるもの。
動詞の動作や行為の対象となる語。
目的語になるのは名詞、代名詞やその他名詞に準ずるもの。
主語を補って説明する語(SVCの場合)。
SVOCの場合は目的語を補って説明する。
補語になるのは形容詞または名詞、代名詞やその他名詞に準ずるもの。
単語1語。語はそのはたらきによって「品詞」に分類される。
2つ以上の語のかたまりで「主語・動詞」を含まないもの。
句も以下の例のように品詞的なはたらきを持ちます。
2つ以上の語のかたまりで「主語・動詞」を含むもの。
節も以下の例のように品詞的なはたらきを持ちます。
大文字で始まる最初の単語からピリオドまでのかたまり(一文)。
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