【公式】Rep
account_circle

筆者(TOEIC 990 x40回以上・英語教授法修士・英語発音指導士)が主宰する福岡のTOEICコーチングスクールRepの受講生用に作成し、受講生のみが閲覧できるようにパスワード保護をかけて共有していた「TOEIC公式問題集復習方法」に関する記事を多くの一般の学習者にも活用してほしいと考え今回パスワード解除し一般公開にしました。

復習の重要性

今まで数多くのTOEIC学習者がTOEIC公式問題集解答後に「正誤の確認+解説の一読」だけという非常にもったいない(成長が限定的な)復習方法を行っているのを目にしてきました。

そうした復習方法を行った結果の多くは「同じ(もしくは同様の)問題でまた間違える・他の公式問題集を解いても点数が伸びない」といった停滞に繋がっています。

私が受講生の方々にも口を酸っぱくして言っているのが復習の重要性です。

英語力・TOEICスコア獲得力が伸びる一番のポイントは、問題を解答するときでなく、正しい方法で復習を行ったときです。

簡単に言うと、間違えた問題について「間違いの原因特定・不足していた知識のインプット・正しい知識や理解の定着・運用のスムーズ化」を行うことで、次回同様のタイプの問題解答時に「正確かつ最短スピードで正しい解答にたどり着く」ことが可能になります。

冒頭で述べたような軽く解答解説をチェックする程度の作業に比べて時間と労力を要しますが、正しい復習の積み重ねが英語力・TOEICスコア獲得力の伸びに繋がりますのでぜひご自身の学習に取り入れてみてください。

TOEIC公式問題集Part別復習方法一覧

Part別にまとめていますので以下のリンク先からご覧ください。

Listening Part

TOEIC公式問題集復習方法 Part 1-2

TOEIC公式問題集復習方法 Part 3-4

Reading Part

TOEIC公式問題集復習方法 Part 5

TOEIC公式問題集復習方法 Part 6-7

全パート共通して行うべき重要復習項目

どのパートの学習においても、復習で以下は必ず行っていきましょう。

語彙の復習

もちろん語彙の復習は最重要項目の一つとして皆さん認識されていると思いますが、文中に出てきた未習の単語をきちんと定着させる(リーディング・リスニング時に瞬時に理解できるレベルにする)ためにはその復習のやり方が重要です。

多くの方が、解答解説で知らなかった単語の意味を確認して「そういう意味なのか」で終わってしまっているのをこれまで目にしてきましたが、それだけだと翌日にはほとんど忘れてしまいます。

最もおすすめな復習方法は、Quizlet (フラッシュカードアプリ) に入力してスキマ時間を活用した反復確認を行うことです。
フラッシュカードの定義の部分には代表的な意味だけでなく以下も入れておくと効果的です。

  • 品詞(単語の理解+Part 5/6の品詞問題で役立ちます)
  • 用法(該当の文でどのように使われていたかも入力しておきましょう)

 

Quizletは音声読み上げ機能もあるので、それを使って単語の発音もしっかりおさえておきましょう。

さらに、Web辞書などでその語のその他の意味用法や例文を数多く確認しておくことで語の理解は大きく深まります。

こうしたプロセスを通して、未習であった単語をリーディング・リスニングで瞬時に使える知識にまで高めておくことが語彙の復習の重要なポイントです。

スラッシュリーディング

リーディング・リスニングどちらにおいても、意味理解の処理を高速化・低負荷化するために必ず復習する文章のスラッシュリーディングを行いましょう。

英文を頭から英語の語順で素早く理解していくことは両パートを通じて非常に重要なスキルです。

リーディングスピードが遅くてテストでPart 7の塗りつぶしが多くなってしまう人や、リスニングで音がとれても意味の理解が追い付かない状況の人は特に注力しましょう。

スラッシュリーディングの効果ややり方に関しては以下のブログでまとめていますので参考にしてください。

TOEICリーディングスピード不足・Part 7色塗りを卒業するための「スラッシュリーディング徹底解説+演習」

音読

リスニングの復習においては、シャドーイングに入る前に必ず文を正しく音読できる状態を作っておきましょう。
音源を聴いて、それを真似する形でスクリプトを見ながら音読をしましょう(スクリプト有りのリピーティングですね)。

効果を最大限出したい方はそれを録音して、音源と比較し、「個別音・リンキング・リダクション・リズム・イントネーション」などが正確に再現できているかをチェック・改善することをおすすめします。

そのうえで(発音の正確性を確保したうえで)シャドーイングに入って音源のスピードでついていく練習をするとスムーズに効果的にシャドーイングを行いやすくなります。

リーディングの復習においては、音読を行うことによっていわゆる音韻符号化(リーディング時に頭の中で文字情報を音声化すること)を自動化する効果があります。

リーディングスピードを上げていきたい方には「スラッシュリーディング+音読」がとても重要です。

福岡のTOEICコーチングスクール【Rep】

筆者(TOEIC 990 x 40回以上)指導をしている福岡のTOEICコーチングスクールRepでは語彙や文法、発音などの基礎英語力の構築から読解・聴解のトレーニングや問題解答のための戦略的なリーディング・リスニングの手法まで総合的に身につけて頂く3ヵ月短期集中型のプログラムを提供しております。

ご自身のキャリアアップに向け大きく英語力やTOEICスコアを伸ばしたいという方はぜひホームページをご覧になってお気軽にお問い合わせください。
オンラインでのカウンセリングや受講も承っております。

 

最新の記事情報が取得できます

「いいね!」ボタンを押すと、
最新情報がすぐに確認できるようになります。