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Rep

TOEIC公式問題のPart 1とPart 2は以下の手順で解答・復習に取り組んでいきましょう。

模試的に全問通しで行う場合を除いて、問題毎に個別に行っていきます。

自己学習で効果的に学習・復習するために、こちらに取り組む前提として以下のポイントは学習しておさえておいてください(Rep受講生はカリキュラム上既に取り組んでいる内容です)。

■基礎的な英単語(Part 1・2で最低90%以上の単語は理解できる状態)
■英文法(文構造や修飾関係などが正しく認識できる状態)
■個別音
■音声変化(リンキングやリダクション等)
■スラッシュリーディング(自分でスラッシュを入れて練習できる状態)

 

リスニング・解答

まずはリスニングして解答しましょう。

練習ですが意識は常に本番をイメージした集中力で、鉛筆ずらしテクニックでの解答も必ず行ってください。

ディクテーション

専用のシートやノートを使って、リスニング+解答を行った問題の音声のディクテーションを行いましょう(音源の書き取り)。

その後解答解説のスクリプトと比較して書きとれていない部分・間違っている部分がうまく聴けていない箇所です。

それらの単語はALC英辞郎等のWeb辞書で調べて単語の「発音記号」を確認・記入しましょう。

音声的な特徴の記入

それから音源を聴きながら音声的な特徴(リンキングなどの音声変化)をスクリプトに記入しましょう。

精読

スクリプトの内容の正確な確認作業です。

スクリプト内に未習の単語や表現があればALCで調べて意味詳細や用法まで正しくおさえておきましょう。

また、各文の文法的な構造もこの段階で明確にします。

その後、疑問文(または平叙文)と正しい応答のやりとりがどのようなコミュニケーションかを確認してください(特に間接応答の場合は意図をくみ取る)。

それから、不正解の選択肢がどのようなひっかけ手法かを確認。

基本的には以下のいづれかに当てはまります(稀にどちらでもないものも)。

①音が似ているか同じ音の単語を使った「音引っかけ」
②関連性がありそうな単語を使った「イメージひっかけ」

 

この不正解選択肢の確認のステップを踏むことで、不正解選択肢を見抜く力を強化します(正解選択肢を見抜く力と併用することで解答精度UP)。

スラッシュリーディング

音を聴きとったうえでその意味処理を素早く行って内容を理解するためには、その文を英語の語順で頭から素早く意味が取れる状態である必要があります。

そのために先ずはスクリプトの文字情報をスピーディに頭から処理していく練習としてスラッシュリーディングを行います。

基本的には日本語と語順が異なる文型や後置修飾の部分でスラッシュを入れていきましょう。

ただしスラッシュリーディングに慣れてきたらご自身で一度に意味が問題なくとれる範囲で調整してもらってOKです。

スラッシュリーディング初心者の方はこちらのブログでその効果とやり方を確認してください。

TOEICリーディングスピード不足・Part 7色塗りを卒業するための「スラッシュリーディング徹底解説+演習」

スラッシュ箇所を間違えた際に書き直せるように鉛筆での記入がお勧めです。

切ったら、それを使って素早くスラッシュリーディングで意味をとる練習をしましょう。

日本語を口に出さなくてOKなので、頭の中でスラッシュのかたまり単位の意味をイメージしていきましょう。

リスニング+スラッシュリーディング

音源をリスニングしながらそのスピードに合わせてスラッシュで切ったスクリプトのスラッシュリーディングを行いましょう。

音源と同じスピードでスクリプトを頭から英語の語順で理解できる状態を作っておきます。

リスニング+リピーティング音読(スクリプト有)

各文の音源をリスニングした後に(一文終わった後に)音源の音を極力真似てリピーティング音読を行いましょう。

その際に補助として音声変化等のメモを入れたスクリプトを使用してOKです。

スムーズに一文を発音できない場合は以下のポイントに注意して再トライしてください。

■強勢拍リズム(どの音節に強勢を置いて文をリズミカルに発音するか)
■リンキング(繋げてスムーズに発音)
■リダクション(無駄に強く読んでしまってスムーズさやスピードを損なっていないか)

 

オーバーラッピング

スクリプトを補助として使用しながら音源と同じスピードで同時に発音するオーバーラッピングを行いましょう。

音源と同じ発音・同じスピードで行うことがフォーカスポイントです。

シャドーイング(プロソディシャドーイング)

スクリプトは見ずに音源に付いていくようにシャドーイング。

まずは音声を正確に再現することに集中して行ってください。

自分の声で音源が聞こえなくなってしまうとシャドーイングしにくいので、ある程度大きなボリュームで音声は再生しましょう。

シャドーイング(コンテンツシャドーイング)

音声の再現がある程度問題なく低負荷で行えてきた段階で、より意味内容の把握にフォーカスを置いてシャドーイング(こちらももちろんスクリプト無しです)を行っていきましょう。

コンテンツシャドーイングをしようとしてもうまく意味が頭に入ってこない場合は以下の要因が考えられますので、それぞれの箇所に立ち戻って練習してから再トライしましょう。

■音声知覚の負荷が高く意味理解にリソースが割けない(→プロソディーシャドーイングを復習)
■意味理解の負荷が高く理解が追い付かない(→スラッシュリーディングを復習)

 

最後に(関連学習記事参考リンク)

以上が一連の徹底的な復習手順です。

不明点や最初に前提として挙げたスキルの不足が感じられる方は以下の学習記事も参考にしてみてください。

英語の個別音(スピーカーの国別訛りも含めて)

スピーキング・リスニング力UPのためにマストでおさえるべき「日本人が間違えやすい英語発音」まとめ

TOEICリスニング5カ国のスピーカーの英語発音特徴まとめ(アメリカ・イギリス・オーストラリア・カナダ・ニュージーランド)

英語の音声変化

TOEICリスニング力UPのカギとなる音声変化ルールまとめ(リンキング・同化・脱落)

TOEICリスニングが苦手な方必見 | 音の弱化 ― Reduction(リダクション)とは?

単語・熟語の知識

TOEICリスニングPart 2頻出の熟語・慣用表現チャンクフレーズ集

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