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前回に引き続きアメリカ発音とイギリス発音の違いの母音編パート2です(母音編パート1はこちら)。
TOEICリスニングパートでイギリス発音の聴き取りが苦手な方は非常に多いです。ぜひ違いをはっきりと理解して聴き取りの力を上げていきましょう。
イギリス発音では、アメリカ発音で/æ/と発音する単語のいくつかを/ɑː/と発音します。
代表的な単語を下に挙げています。
| ask | past | laugh | |
| アメリカ発音 | /ˈæsk/ | /ˈpæst/ | /ˈlæf/ |
| イギリス発音 | /ˈɑːsk/ | /ˈpɑːst/ | /ˈlɑːf/ |
それぞれの単語に前回ご紹介した地域別の発音の違いを確認するのに便利なサイトFORVOのリンクを付けていますので、これらの単語の音を聴き比べてみてください。
かなり顕著に違いが出ていると思います。
次に、以下の例文で発音の違いを確認してみましょう。
“You can’t own a car unless you have a parking space.”
▶アメリカ英語
▶イギリス英語
“Maybe you should ask your boss first.”
▶アメリカ英語
▶イギリス英語
こちらのYouTubeビデオでは1:29からその違いについて触れています。
アメリカのDonald Trump大統領とイギリスのTheresa May首相の発音を比較しておりとても面白いのでぜひ見てみてください。
この音に関してはアメリカ発音で/oʊ/と発音する部分をイギリス発音では/əʊ/と発音します。
| know | post | hole | |
| アメリカ発音 | /ˈnoʊ/ | /ˈpoʊst/ | /ˈhoʊl/ |
| イギリス発音 | /ˈnəʊ/ | /ˈpəʊst/ | /ˈhəʊl/ |
例文で発音の違いを確認しましょう。
“Could I use your phone?”
▶アメリカ英語
▶イギリス英語
“I had no idea it sold so well.”
▶アメリカ英語
▶イギリス英語
“Just so you know, the basement parking area has been closed for renovations.”
▶アメリカ英語
▶イギリス英語
また、私の指導経験上”only” /ˈoʊnli/ がイギリス・オーストラリア発音で /ˈəʊnli/ となっているときに上手く聴き取れずにTOEICリスニングの問題で落としてしまう方が非常に多いです。こちらの発音も練習して、音読・シャドーイングの際にはできる限り4か国それぞれの訛りに合わせて発音するようにしましょう。
ここまでアメリカ英語とイギリス英語のメジャーな発音の違いにフォーカスして見てきましたが、おまけとしてその他の違いをもういくつか簡単に挙げておきますのでより細かく知っておきたいという方はチェックしておいてください。
皆さんが知っている簡単な単語でもイギリス発音で話されるとうまく聴き取れないという経験があると思います。TOEICリスニング中にそういう部分が出てくると、その単語を判別しようとすることに頭の多くを使ってしまい、それ以降の発言内容の理解も下がってしまいます。結果、全体的に何を言っているか分からないといった状況に陥ってしまうことに繋がってしまいます。米英発音の違いを明確におさえてなるだけそういった事態を防いでいきましょう。
「イギリス発音は無理」といって放置してしまうと、それだけ点数の伸びしろを諦めてしまうことになり非常にもったいないですね。苦手部分を補強する対策を正しくとっていくことで大きく点数を伸ばすことが可能となります。
また、「聴いて慣れましょう」一点張りの指導もよく見かけますが、理解力を備えた大人はルールを明確に理解したうえで発音・リスニングの練習を行って身につけた方が効率的なのは明らかです。
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