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Functional Language

英語表現の「機能」とは

英語コミュニケーションにおいて、単に情報を述べるだけの文に対して、それ以上に個別の働き(機能: 依頼・提案・許可・禁止・同意・感謝・謝罪など)を持った文や表現があります。

英語表現の機能を正確に素早く理解できることはTOEICリスニング/リーディング両方で英文の正確な理解や正しい解答選択の力を向上させます。

また、TOEIC以外でも英語コミュニケーションとして英語を使って様々なタスクを行っていくためには機能的な表現を使いこなせるということが必須になります。

代表的な機能とそうした機能を持つ表現を確認していきましょう。

「依頼」の機能を持つ英語表現

話者が相手へ「~してもらえませんか?」や「~してください」と行動することを依頼する働き。

Can you…? / Could you…?

“Can you give me a ride to the station after lunch?”
(昼食後に駅まで送って行ってもらうことはできる?)

 

“Could you help me find my wallet?”
(私の財布を探すのを手伝ってもらうことはできますか?)

 

Will you…? / Would you…?

“Will you answer the phone?”
(電話に出てくれる?)

 

“Would you ask her to call me back?”
(彼女にかけ直すように頼んでもらえますか?)

 

Do you mind…? / Would you mind…?

“Do you mind reviewing this report for me?”
(このレポートをレビューしていただけませんか?)

 

“Would you mind calling back later?”
(後で折り返しいただけないでしょうか?)

 

I’d like you to…

“I’d like you to present your research at tomorrow’s meeting.”
(あなたの研究について明日のミーティングで発表してただきたいです。)

 

同様にI want you to…やI need you to…も使われます。

Would you be able to…?

“Would you be able to write a review about this book?”
(この本についてのレビューを書いていただくことは可能でしょうか?)

 

I was wondering if you could…

“I was wondering if you could change the appointment date.”
(約束の日程を変更していただけませんでしょうか?)

 

I’d appreciate it if you could / would…

“I’d appreciate it if you could reschedule tomorrow’s meeting.”
(明日のミーティングを予定変更していただけるとありがたいのですが)

 

命令文

“Please fill out the application form.”
(申込書類に記入をお願いします。)

 

「提案」の機能を持つ英語表現

話者が「あなたは~したらどうですか?」や「私たち~しませんか?」など相手の行動や相手と自分を含むグループの行動を提案するはたらきを持った表現です。

How about…?

“How about going out for dinner?”
(ディナーに行くのはどうですか?)

 

Why don’t you…?

“Why don’t you ask your colleagues to help you with the project?”
(あなたの同僚にそのプロジェクトを手伝ってもらうようにお願いしたらどうですか?)

 

Why don’t we…?

“Why don’t we have a break now?”
(ここらで一休憩するのはどうでしょう?)

 

Shall we…?

“Shall we leave now?”
(そろそろ行きましょうか?)

 

Should we…?

“Should we have a coffee?”
(コーヒーでも飲みましょうか?)

 

You might want to…

“You might want to remember that.”
(そのことを覚えておいた方がいいかもしれませんね。)

 

Maybe you can / could…

“Maybe you can change the color scheme.”
(配色を変えてみるのもいいかもしれませんね。)

 

Maybe we can / could…

“Maybe we could go out for lunch this weekend.”
(週末にランチにでかけるのはどうでしょう。)

 

Maybe you should…

“Maybe you should ask your boss first.”
(先ずはあなたの上司に聞いてみた方がいいかもしれませんね。)

 

Let’s…

“Let’s move to a larger room.”
(大きい方の部屋に移動しましょう。)

 

We’d better…

“We’d better ask someone about it.”
(それについて誰かに尋ねてみた方が良いですね。)

 

Wouldn’t you rather…?

“Wouldn’t you rather stay home tonight?”
(今夜は家にいた方がいいんじゃないですか?)

 

I’d…

“I’d take the bus instead.”
(私なら代わりにバスに乗るでしょう)

 

仮定法のwouldです。
I’d take the bus instead (if I were you).のかっこ部分が省略されていると考えましょう。

相手から相談を受けて、「私なら~するでしょう(だからあなたもそうしたら?)」という提案の含意があります。

「申し出」の機能を持つ英語表現

話者が自ら「私が~してあげましょうか?」や「私が~してあげましょう」と自分の行動を申し出る働き。

Why don’t I…?

“Why don’t I give you a hand?”
(手を貸してあげましょうか?)

 

I’ll…

“I’ll fix it for you.”
(私がそれを直してあげますよ。)

 

I can / could…

“I can help you with your homework.”
(あなたの宿題を手伝ってあげることもできますよ。)

 

Can I…?

“Can I bring something to drink for you?”
(何か飲み物を持ってきましょうか?)

 

Should I…?

“Should I turn on the air conditioner?”
(エアコンをつけましょうか?)

 

Let me…

“Let me take care of that matter.”
(その件は私に任せてください。)

 

I don’t mind…

“I don’t mind going there to pick him up.”
(私が彼を迎えに行っても構いませんよ。)

 

「許可(を求める)」の機能を持つ英語表現

話者が「私は~してもいいですか?」と相手に自分の行動の許可を求める働き。

Can I…? / Could I…?

“Can I ask you a question?”
(質問をしてもいい?)

 

“Could I use your phone?”
(お電話を使わせていただいていいですか?)

 

May I…?

“May I come in?”
(入ってもよろしいでしょうか?)

 

Do you mind if I…? / Would you mind if I…?

“Do you mind if I open the window?”
(窓を開けてもいいですか?)

 

“Would you mind if I sit here?”
(ここに座ってもよろしいですか?)

 

返答としては、承諾する場合に「全然構いませんよ」という意味で”Not at all.”がよく使われます。

「念押し」の機能を持つ英語表現

話者が聞き手に必ず・忘れずに特定の動作をするように再度声がけして念を押すはたらきの表現です。

Remember to…

Remember to return the equipment on time.
(忘れずにその機器を時間通り返却ください。)

「断り」の機能を持つ英語表現

“No, thanks.”
(いいえ、結構です。)

 

“I’d rather not.”
(やめておきます・結構です・致しかねます。)

 

最後に

英語表現には多くの種類の機能がありますが、まずTOEIC受講者の方におさえていただきたいのは以上となります。

特にリスニングではフレーズ単位で瞬時に理解することが求められますので、こうした表現の機能・意味を聴いた瞬間に瞬間的にイメージできる状態にしておくことは非常に大切です。
そのために、ここで挙げた例文を実際相手に対して機能的なコミュニケーションで使用している場面をイメージしながら音読を繰り返して身につけてください。

最後まで読んで頂きありがとうございました。
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福岡のTOEICコーチングスクール【Rep】

筆者(TOEIC990点満点30回以上・英語教授法修士号取得)指導をしている福岡・博多のTOEICコーチングスクールRepでは基礎英語力の構築から読解・聴解のトレーニングやTOEIC問題解答のための戦略的なリーディング・リスニングの手法まで総合的に身につけて頂く3ヵ月短期集中型のプログラムを提供しております。
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